
近年は気密性の高い住居が多くなり、北海道に限らず冬の室温は高めです。このため低温を好む「冬の鉢花」に適した置き場所を確保するのが難しくなってきました。
逆に、ある程度の低温と日陰に耐えるタイプの熱帯性の観葉植物は、手間がかからない室内植物として利用しやすくなっています。
コンシンネは熱帯性の観葉植物ですが、一時的に5℃まで下がる程度であれば低温に耐えることができます。また、基本的に日光を好みますが北向きでも窓辺であれば、育てることができます。
この植物はドラセナの仲間で、正しくはドラセナ コンシンネという名前です。ドラセナの仲間にはコンシンネの他に「幸福の木」があり、こちらはよく知られていると思います。
コンシンネの生育期はおおよそ5~9月で、この間は肥料を定期的に与え、水は鉢土の表面が乾いたら多めに与えます。それ以外は水を「乾いて数日経ったら与える」程度で、肥料も控えます。観葉植物は大きく育ちすぎると邪魔になる場合がありますから、肥料と水の量を調整することで、好みの大きさに合わせるとよいでしょう。
また、室内での生育期には窓に向かって伸びるため茎が曲がってしまいがちです。定期的に鉢の向きを変えるなどして調整します。
コンシンネは成長した鉢物だけでなく苗や若木も店頭に並びます。若木は鉢物のように茎が伸びていないので別の植物のように見えますが、生長すると徐々にコンシンネらしい姿になります。好みの鉢に植え替えて、育ててみるのも楽しいと思います。
(文と写真:雪印種苗株式会社 研究開発本部 不破規智)