
店頭で鉢物として並ぶクリスマスローズ(ヘレボラス)には大きく分けて2種類、ニゲル系とガーデンハイブリッド(オリエンタリス)系があります。ニゲル系の方が早めで12~2月、ガーデンハイブリッドは2~3月に多いです。いずれも寒さに強く花が長持ちしますから、鉢物として春まで楽しむことができます。
本当の「クリスマスローズ」はニゲルで、その名の通りクリスマス頃から店頭に並びます。基本的に花色は白で、淡い黄色、緑、やや赤みを帯びたような花もあります。
花茎が短く、あまり背が高くならないコンパクトなものが多いです。
ガーデンハイブリッドは、オリエンタリス系とも呼ばれます。こちらは花色が多彩で白、黄、緑、ピンク、赤、ワインレッドなどがあり、淡い色に濃い色の縁取りやブロッチが入る花もあります。多少高価になりますが八重咲の品種もあります。
<鉢物の楽しみ方>
明るい窓辺で管理します。寒さに強く、5℃くらいになっても生育に影響はありません。注意したいのは水のやりすぎで、鉢土の表面が乾いてから次の水を与えるようにします。
花弁のように見えるのは「がく」で、咲き終わると徐々に緑色に変化し、しばらくは散らず残ります。これもきれいですから、室内ではそのままにしておいてよいでしょう。