
アジサイはふつう初夏~夏の花で、翌年の開花のためには8月頃までに花を切り落とし剪定するのがよいとされます。しかし遅めに咲いた花を切り落とさずに残しておくと、秋が深まるにつれて味わい深い色に変り美しいものです。近年は四季咲き性の品種も多く、このような品種は晩秋まで特に長く楽しむことができます。
多くの参考書・資料では、アジサイは花が終われば8月下旬までに剪定するのがよいと書かれています。この理由は、翌年咲く花芽が9月頃に形成されるためです。ところが冷涼地の屋外では8月以降も花を咲かせることが多く、はじめは普通の花色ですが秋が深まるにつれて味わい深い色へと変わって行きます。
近年は「四季咲き性」のアジサイが増えてきました。これらの多くは純粋なアジサイではなくノリウツギの改良種で、寒さに強く初夏から秋深くまで咲き続けます。初夏の爽やかな印象の花も美しいですが秋にはまた違った色合いになり、晩秋まで楽しむことができます。