2018年3月
梅と桜
~ 梅と桜 ~
日本では一般に「梅は1~3月、桜は3~4月に開花する」と言われ、特に温暖地では梅の開花で春の訪れをいち早く感じることができます。しかし寒冷地では梅と桜がほぼ同じ時期に咲くことが多いため、北海道では桜の華やかさに隠れてか、梅の花が話題になることは多くありません。
雪印種苗園芸センター
<梅と桜の開花時期を決める要素>
さて、温暖地では「まず梅が咲き、その後に桜が咲く」のに対し、寒冷地では梅と桜が同時期に咲くのはなぜでしょう?
梅も桜も、「夏の間に花芽を作る⇒秋に休眠を始める⇒冬の低温に一定期間遭遇して目覚める(休眠打破)⇒春先からの気温の上昇により生長・開花する」という仕組みは同じです。このうち休眠打破の時期は梅が1月頃、桜は2月頃で、その後の気温の上昇につれて開花するので、温暖地では梅が先となります。しかし寒冷地では1月も2月も気温が十分に低いため、梅の花芽が桜より先に生長することがなく最終的に同じ時期の開花になるようです。
雪印種苗園芸センター
<梅と桜では剪定の考え方が異なる>
似たような性質の梅と桜ですが、「桜切るばか梅切らぬばか」という言葉があるように枝を切る剪定の考え方は大きく異なります。
梅は、古い枝には花が着きにくくなるため、適度に剪定して若い枝が育つように手入れするのが良いとされます。一方、桜は枝を切ると切り口から腐敗して木が枯れてしまうことが多いため、太い枝を切るのはできるだけ避けるべきです。しかしどうしても樹形を整える必要があるような場合には、切り口を塞ぐ薬剤を使うのがよいでしょう。
(文:雪印種苗株式会社 研究開発本部 不破規智)
雪印種苗園芸センター
月間アーカイブ
2023 12月(落葉樹)2023 11月(紅葉する樹木)
2023 10月(秋のお仕事(野菜畑・花畑))
2023 09月(ニンニクを育てる)
2023 08月(ホスタ(ギボウシ))
2023 07月(おすすめバラ ハークネス)
2023 06月(寄せ植えを作ってみよう(植え方))
2023 05月(ブルーベリー)
2023 04月(ビルベリー)
2023 03月(お部屋で楽しむ球根の水栽培(水耕栽培))
2023 02月(おしゃれで簡単 リプサリス)
2023 01月(庭園内のリンゴ)
雪印種苗園芸センター
(運営会社:株式会社グリーンプランナー)
札幌市厚別区上野幌1条5丁目1番6号
温室店舗 (011)891-2803
苗木売場 (011)896-7852
営業期間
(温室店舗)2月15日~12月1日
(苗木売場)4月20日~10月27日
休業日
4月1日(月)
7月1日(月)
※7月~11月 毎週水曜定休日
営業時間
<2月~3月>9:30~15:00(温室店舗のみ)
<4月~7月>9:30~17:00
<8月~10月>9:30~16:00
<11月~12月>9:30~15:00(温室店舗のみ)
(運営会社:株式会社グリーンプランナー)
札幌市厚別区上野幌1条5丁目1番6号
温室店舗 (011)891-2803
苗木売場 (011)896-7852
営業期間
(温室店舗)2月15日~12月1日
(苗木売場)4月20日~10月27日
休業日
4月1日(月)
7月1日(月)
※7月~11月 毎週水曜定休日
営業時間
<2月~3月>9:30~15:00(温室店舗のみ)
<4月~7月>9:30~17:00
<8月~10月>9:30~16:00
<11月~12月>9:30~15:00(温室店舗のみ)
雪印種苗園芸センター