
カルーナはツツジ科の常緑低木で、寒さに強く暑さにはやや弱い性質の植物です。開花期は夏で花色は品種により白、ピンク、赤。花だけでなく秋の紅葉を楽しむことのできる品種もあります。
多くのツツジ科植物がそうであるように、カルーナも酸性の土壌を好みます。日当たりと水はけのよい場所へ、土にピートモス(酸度未調整)を混ぜて周りより少し高くなるように植えるのがコツです。
開花後、大事なことは秋のうちに刈り込むこと。これによって樹形を整え、雪の重みで潰れることを防ぎます。
紅葉する品種は秋深く、葉の色が褪せた頃に刈り込むとよいでしょう。そうではない品種は、花が終わってから雪が降るまでのいつでも刈り込むことができます。
刈り込みは二分の一~三分の二の高さになるように。木がまだ小さいうちは、花のついた部分の中間あたりですべての枝を切り取ります【中段の写真の矢印の位置】。
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(文:雪印種苗株式会社 研究開発本部 不破規智)