
センニンソウは栽培しやすいクレマチスのなかまで、日本では北海道南部から沖縄まで自生のある植物です。近年は店頭に苗や鉢物が並び、観賞用の園芸植物として栽培されています。
初秋を迎え庭の花が少なくなる頃、センニンソウはたくさんの小さな蕾から純白の花を咲かせ始めます。クレマチスとしてはめずらしい秋咲で咲き始めから終わりまではおよそ1カ月。ほんのりと甘い香りがあり英名は Sweet Autumn Clematisですが毒のある植物で、汁液が皮膚に付くと炎症を起こす場合があると言われています。気をつけましょう。
センニンソウは他のクレマチスと同じように育てることができます。ツル性で生育が旺盛ですから苗から1~2年は鉢植えでよいですが、その後は地植えするのがよさそうです。
鉢植えでは3~4本の支柱を立て、勢いよくツルが伸びる7~8月に誘引して姿を整えます。
古いツルにも新しいツルにも花が咲く性質ですが、寒冷地では晩秋に地上20~30センチで剪定して雪の下で越冬させ、翌年力強く伸びる新しいツルに咲かせるのが安全です。
(文:雪印種苗株式会社 研究開発本部 不破規智)