
タチアオイはアオイ科の大型な多年草または一年草で、多くの品種は寒冷地でも越冬し初夏から盛夏に大輪の花を次々と咲かせます。
夏の庭先などで白、ピンク、赤の花が咲くのをよく見かけ、北海道ではコケコッコ花と呼ばれることがあります。近年はブラックと呼ばれる濃いワインレッドや黄、覆輪、八重咲きなど多くの品種が流通しています。
寒冷地では越冬後の夏に開花し、数年は毎年同じ株が開花する丈夫な宿根草として扱えます。最近の品種には春に播種して夏~秋に咲くものがあるそうですが北海道で確実に咲くのは二年目以降と思われます。
咲き終わった花から晩夏や秋に種子がこぼれると春に発芽しますがこの年は開花に至らず、越冬して翌年の開花になります。
今ではほとんど聞きませんが、北海道の一部ではコケコッコ花と呼ばれ親しまれてきた植物です。その由来は、花弁をニワトリの鶏冠のように顔へ貼り付けて遊ぶことから。
遊び方:
① 花弁を1枚抜き取ります
② 基部から数センチ、裏面と表面を分けるように剥がします
③ 剥がれた面が粘着質なので、この部分を鼻や額に貼りつけて遊びます
※体質や体調によってはかぶれや痒みがありますのでご注意ください。
(文:雪印種苗株式会社 研究開発本部 不破規智)