
庭の草花に種子ができる頃です。一年草は春まで保存してからの播種になりますが、耐寒性の宿根草は積雪前に戸外で播種しておくと多くの場合、翌年春~初夏に発芽します。
北海道の戸外で越冬するような耐寒性の宿根性は、2品種以上を近くに植えると秋に種子ができることがあります。例えばホスタ(ギボウシ)やクレマチスは、品種によりますが北海道では9~10月には種子が熟します。
この種子をよく見ると、面白い形をしています。ホスタは1枚の小さな翼がついたオタマジャクシのような形、クレマチスでは1本の尾が綿毛状で、どちらも風や動物を利用して移動することを望んでいるように見えます。
耐寒性宿根草の種子は多くの場合、冬の低温に遭遇してから春~初夏に発芽する性質を持っています。ですから、播種するなら秋~積雪前がよいのです。
この際に覆土をするかどうかは重要なポイントなので種類ごとに調べることをお奨めしますが、筆者は経験から「ゴマ粒」より大きな種子は覆土し、小さな種子は覆土しない、というやり方で概ね成功しています。この基準に従うと、ホスタやクレマチスのような大型の種子は覆土をし、プリムラ類などの小型の種子は覆土をせずに種まき、となります。