2018年11月
短日植物との付き合い方
~ 短日植物との付き合い方 ~
植物・動物問わず多くの生物には「光周性」があり、自然界では昼と夜の長さで季節を感じさまざまな反応をしています。この中で、植物に花芽ができる反応に注目すると、長日植物・短日植物・中性植物に分けることができます。短日植物は単純に「日が短くなると咲く」というわけではなく、夜に相当する暗い時間が一定以上の長さになると花芽を作る植物で、その長さは植物の種類や系統・品種によってさまざまです。
雪印種苗園芸センター
<コスモスは屋外で咲く短日植物の代表>
短日植物として有名なコスモスは、夜の暗い時間が一定の長さになり花芽ができると草丈が伸びなくなります。ですからあまりに早い時期に発芽してしまうと花芽ができる前にどんどん背が伸びてしまい、倒れやすくなるので注意が必要です。また、街灯や玄関先の照明が当たる場所では人工の光が暗さを遮るため花芽ができるのが遅れ、その分、草丈も高くなりがちです。
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<室内で咲かせる短日植物>
室内鉢物ではポインセチアが短日植物の代表的な存在ですが、カランコエも短日植物です。カランコエの鉢物を室内で管理していると徐々に花が少なくなり、ついには花が咲かなくなりますが、これは室内の照明がカランコエにとっての「夜の時間」を短くしていることによります。このような場合はポインセチアと同じように、照明の当たらない部屋へ移すか箱を被せるなどして、暗い時間を秋の屋外と同じ程度に保つことで花芽ができ、また咲かせることができます。
(文と写真:雪印種苗株式会社 研究開発本部 不破規智)
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月間アーカイブ
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2018 10月(ユリの球根を植えましょう)
2018 09月(サルビア)
2018 08月(キキョウ)
2018 07月(テッポウユリと、そのなかま)
2018 06月(アキレギア(セイヨウオダマキ)の花)
2018 05月(庭植えのヒアシンス)
2018 04月(ストック)
2018 03月(梅と桜)
2018 02月(冬のパキラ(室内))
2018 01月(冬の室内で使いやすい鉢物用の肥料)
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(運営会社:株式会社グリーンプランナー)
札幌市厚別区上野幌1条5丁目1番6号
温室店舗 (011)891-2803
苗木売場 (011)896-7852
営業期間
(温室店舗)2月15日~12月1日
(苗木売場)4月20日~10月27日
休業日
4月1日(月)
7月1日(月)
※7月~11月 毎週水曜定休日
営業時間
<2月~3月>9:30~15:00(温室店舗のみ)
<4月~7月>9:30~17:00
<8月~10月>9:30~16:00
<11月~12月>9:30~15:00(温室店舗のみ)
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