
ユリと言えば純白大輪のカサブランカを思い浮かべる方が多いですが、それよりひと足早く咲くテッポウユリも清々しい夏の花です。
また、ユリの花には香りがあり、特にカサブランカをはじめとするオリエンタル系では強すぎるほどの香りが嫌われる場合があるのですが、テッポウユリは程よい爽やかな香りを楽しむことができます。
テッポウユリの品種は古くからすべて白花でしたが、近年はスカシユリやオリエンタル系ユリとの交配により作られた黄、オレンジ、ピンク、覆輪など多彩な花色の品種が増えてきました。店頭や球根の包装に「テッポウユリ」と書かれている場合がほとんどですが、このような色つきの花は純粋なテッポウユリではなく新しいグループと言えます。
品種により差はありますが、テッポウユリはスカシユリやオリエンタル系ユリに較べて球根が殖えやすく、庭で2-3年育てると株立ちするほどになることがあります。テッポウユリの血を引く品種も同様の傾向があり、庭で楽しむには適した性質です。