2015年6月
タツタナデシコ
~ タツタナデシコ ~
タツタナデシコ(Dianthus pulmarius)は、ナデシコ類の中では特に寒さに強く丈夫な多年草です。北海道での開花期は6月頃で、あちらこちらの庭先で星をちりばめたように咲くのをよく見かけます。この花はカーネーションの品種改良の過程で遺伝資源として利用されているのですが、カーネーションが四季咲きなのに対しタツタナデシコは初夏の一季咲きで、一カ月ほど開花した後、次に咲くのは翌年となります。
雪印種苗園芸センター
<暑さ寒さ、乾燥にも強いが湿った場所は苦手>
タツタナデシコは丈夫な多年草で、冬には葉を短く硬くして寒さに耐え、初夏にのびのびと花を咲かせます。地面を覆うように広がり、乾燥には強いですが地面に接した茎の部分が湿り続けると腐ってしまうことがあるので、水はけのよい場所が有利です。
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<花を咲かせるには、冬の寒さに遭う必要がある>
冬の寒さに遭遇してから花芽を作る性質があるため、一年中暖かい部屋に置いていてはきれいに咲かせられません。室内の鉢植えには向かない植物ですので、屋外で咲かせましょう。
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<種子で殖やすことができる>
八重咲の品種だけを植えると種子はできませんが、近くに一重の品種があれば種子がよくできます。8月頃に種まきすればその年に発芽し、2~3年後には元の株とは違った花を見ることができます。種子で殖やすとさまざまな色と形の花が咲き、楽しいものです。
文:不破規智(雪印種苗株式会社 研究開発本部)
文:不破規智(雪印種苗株式会社 研究開発本部)
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月間アーカイブ
2018 12月(ダブルのシクラメン)2018 11月(短日植物との付き合い方)
2018 10月(ユリの球根を植えましょう)
2018 09月(サルビア)
2018 08月(キキョウ)
2018 07月(テッポウユリと、そのなかま)
2018 06月(アキレギア(セイヨウオダマキ)の花)
2018 05月(庭植えのヒアシンス)
2018 04月(ストック)
2018 03月(梅と桜)
2018 02月(冬のパキラ(室内))
2018 01月(冬の室内で使いやすい鉢物用の肥料)
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(運営会社:株式会社グリーンプランナー)
札幌市厚別区上野幌1条5丁目1番6号
温室店舗 (011)891-2803
苗木売場 (011)896-7852
営業期間
(温室店舗)2月15日~12月1日
(苗木売場)4月20日~10月27日
休業日
4月1日(月)
7月1日(月)
※7月~11月 毎週水曜定休日
営業時間
<2月~3月>9:30~15:00(温室店舗のみ)
<4月~7月>9:30~17:00
<8月~10月>9:30~16:00
<11月~12月>9:30~15:00(温室店舗のみ)
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