
春いちばんに咲くカラフルで可愛らしいクロッカス。国内で栽培されている園芸種のほとんどは春咲きなので「クロッカス=春の花」というイメージですが、実は秋咲きや寒咲きの種類もあります。
基本的に寒さに強い夏~秋植え球根植物で、夏には葉を枯らして休眠する性質です。
栽培には、日当たりと水はけのよい場所が適しています。夏の涼しい寒冷地では球根を掘り上げなくても自然に分球して殖えますので、混み過ぎてきたら掘り上げて植え直す程度で問題ありません。
また、品種によっては種子ができて自然にこぼれ、殖えることがあります。植えた品種と異なる色の花が咲いたり、思いもしない場所に突然咲いたりするのは、このためです。
日光が弱まる夕方~早朝の間は花を閉じる性質があるので、きれいに咲いた花を見られるのは晴れた日中です。仕事などで毎日朝早く出掛けていると、咲いているのにしばらく気付かないこともありますから、休日にゆっくり楽しみたいものです。
(文:雪印種苗株式会社 研究開発本部 不破規智)