
ガウラは宿根草としてはとても開花期の長い植物で、寒冷地では初夏から咲き始め、コスモスの花数が少なくなる霜の降りる頃でも元気に咲いています。
ひとつひとつの花は小さく寿命の短いものですが、一輪をよく見ると「白蝶草(ハクチョウソウ)」の別名が示すように蝶の形をしているのも可愛らしいところです。
庭で咲かせる花としてはあまり多くないアカバナ科の植物で、この仲間ではヤナギランとフクシアがよく知られています。
10年前に見掛けるガウラの品種は基本的なホワイトの他に、薄いピンクの品種がある程度でした。しかし近年は白地にピンクの覆輪が入る品種や濃いピンクなどがあり、草丈もさまざまな高さの品種が流通しています。
ガウラは手のかからない植物です。しなければならない手入れは、積雪前に地面から10~20cmの高さで花茎を刈込むだけ。越冬中は葉を枯らし、雪解け後の成長はゆっくりですが気温が上がればぐんぐん回復し、また咲き始めます。
また、同じ場所で何年も咲き続けますから植替えの必要がなく、この面でも扱いやすいと言えます。
(文:雪印種苗株式会社 研究開発本部 不破規智)