
野菜にも花が咲いて種子ができます。ですから家庭菜園で野菜を育てる際には、その野菜が「いつ花を咲かせる性質なのか」を意識して品種を選び、播種する時期を守ることが重要なポイントです。
アブラナ科の野菜にはキャベツ・ハクサイ・コマツナ・ダイコン・カブなどがあります。これらには低温に遭遇すると花芽ができる性質があり、それが生長すると「とう立ち」して食べる部分の成長が止まり、味が落ちます。ですから春まだ十分に気温が上がらない時期に育てる場合は、その時期に適した「とう立ち」しにくい品種を選ぶ必要があります。
ホウレンソウは、一定の大きさに育ってから日が長くなると花芽ができ「とう立ち」して花を咲かせる性質を持っています。こうなると硬く苦みを持ちますので春~夏に露地の家庭菜園でホウレンソウを育てるのは難しく、それでも栽培するなら病気に強く「とう立ち」しにくい専用品種を選ぶか、またはお盆頃に播種して秋に収穫するのが安全です。