
セラスチウムは英名のSnow in summer、また日本の別名「ナツユキソウ」が示すように、初夏に爽やかな存在感を見せてくれる多年草です。この植物は札幌近郊では5月下旬から7月にかけて咲きますので、この頃に意識して歩けば、舗装された道の街路樹の根元や歩道脇の植え込み、一般家庭の庭先など、意外なほど多くの場所で咲いているのに気付くことでしょう。
セラスチウムは寒さに強く、比較的乾燥や肥料不足にも耐えるため、あまり世話をする必要がない丈夫な多年草です。このため放任栽培が可能で、管理のための手を掛けられない場所でも安定して咲かせることができます。
セラスチウムの葉には白い微細な毛があるため、白っぽいグレーのように見えます。このため花が咲き終わって葉だけになってもしばらくは存在感を示しますが、真夏になって気温が上がるとやや元気がなくなり、色あせて目立たなくなってきます。手を掛けられるならばこの頃に、細く長く伸びた枝を切り戻しておくと、翌年以降はマット状の美しい草姿で咲かせることができます。