
ススキは日本全国の山野に自生する野生植物ですが、観賞用に栽培される園芸品種もあり、北海道の公園や庭先ではタカノハ(鷹の羽)ススキをよく見かけます。このような園芸品種も野生のものと同様に強健で土質を選ばず、病害虫もほとんど発生しないので庭植えに適しますが、年を経ると大きくなるので植える場所には注意しましょう。
ススキにはいくつかの園芸品種があり、かつては山野草的な扱いでしたが現在ではカラーリーフプランツとして販売される場面が多いようです。ススキの園芸種のうち北海道で見かけるのはほとんどがタカノハススキで、この品種の特徴として細長い葉を横断するように現れるV字型の白い斑が美しいため、かつて矢に使われた鷹の羽の模様から連想して名付けられたようです。
野生のススキには地域性があり、それぞれの自生地で子孫を残すのに適した時期に穂を出して開花し、種子を実らせます。北海道では8月末頃に穂が出て開花、種子をつけて9月中に白い「ススキの穂」となります。一方、このタカノハススキは大型で北海道産に比べ1カ月ほど遅れて穂が出るため、これがススキだと気付かない人は多いようです。
この植物で注意したいのは、背が高く年を経るごとに株がどんどん大きくなることです。大きくなってしまうと掘り上げるのにも苦労しますので、庭植えでは肥料を与え過ぎず定期的に株分けするなど、適度な大きさを保つよう管理することが長く付き合うコツといえます。