
雪解けの頃、日当たりのよい林床などで真っ先に見ることのできる花がフクジュソウです。可憐な花ですが、生命力の強い植物でもあります。
フクジュソウの花は日光が当たると開き、それ以外は閉じることを繰り返します。夜になると閉じる花はたくさんある(タンポポなど)のですが、フクジュソウはもう一枚上手で、晴れた日には開いた花弁の反射で中心部に日光を集めているそうです。中心部の温度が上がるため虫が集まり、受粉の助けになっているということです。
晴れた日のフクジュソウには実際、小さなハエなどがよく訪れています。きれいなフクジュソウの写真を撮るには、この虫を追い払う必要があるほどです。
開花前、地面からわずかに顔を出したところをフキノトウと間違えて食べてしまう場合があるそうです。毒があり、命に関わりますので注意が必要です。
(文:雪印種苗株式会社 研究開発本部 不破規智)