
ブッドレアは初夏から秋にかけて、小さな花の集まった円錐形の花房を次々に咲かせます。花色はホワイト、ピンク、紫が基本で小花の中心がオレンジ色のものが多いです。この花は甘く香り、‘バタフライブッシュ’の別名が表すとおり蝶がよく集まります。
ブッドレアは暑さ寒さに強く、初心者にも育てやすい植物です。本来は高さ3メートル以上になる花木ですが、寒冷地では冬に地上部が枯れて春に地際近くから新芽が伸びるため、宿根草のような生育パターンを示します。普通の品種は北海道でも2メートルほどまで生長しますが、近年は小型の品種も店頭に並ぶようになりこれらは1メートル程度です。
温暖地であれば冬には落葉して地上部も越冬するのですが、寒冷地では寒さのため多くの枝が枯れてしまいます。どうせ枯れてしまう枝ですから、積雪の重みで押し潰されることを防ぐために、越冬前には地面から10~20センチメートルのところで切り戻すのが安全です。開花するのはその年の春に伸びた枝で、春には再び萌芽し7月頃からまた花を楽しめます。
(文:雪印種苗株式会社 研究開発本部 不破規智)